ユーザーマニュアル
最終更新: 2026-10-29
スクリーンショットは未撮影 です。
Part 1
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最初の30分で読むところです。ここだけ読めば1件は通せます。
1. アカウントを作る Sign up
登録画面 でメールアドレスを入れると、パスワードを設定するためのURLがメールで届きます(招待を受け取った方は、その招待URLから同じように進めます)。URLを開いてパスワードを設定し、利用規約とプライバシーポリシーへの同意 にチェックを入れると、アカウントが有効になります。登録から14日間はすべての機能をお試しいただけます。 クレジットカードの登録は不要です。お試し期間のあとのプランは → 23. プラン 。
メールで届くURL・招待URLの有効期限は7日 です。期限が切れていたら、登録画面からもう一度申し込むか、ご連絡ください。
パスワードは10文字以上です。
パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」 から再設定用のURLをメールで受け取れます。リンクは1回のみ有効で、2時間で期限切れになります。
ログインに5回続けて失敗するとアカウントが一時的にロックされます。しばらく待つか、お問い合わせください。
最初のログインのあと、短い案内が2画面出ます——使い方のモード (→ 5. )と、表示名 ・言語ペア (日→英/英→日)です。どちらもあとから設定画面で変えられます。
2段階認証(推奨): 設定画面から、認証アプリを使った2段階認証をオンにできます(→
22. )。クライアントの資料名や用語が入るアカウントなので、有効にしておくことをお勧めします。
2. TerpPrepの考え方 — 案件と用語ライブラリ Concepts
案件(Assignment) — 個々の通訳案件です。資料を入れて、用語集・ブリーフなどの成果物を生成する単位です。
プロジェクト(Project) — 案件をまとめる親フォルダです(任意)。数日にわたる会議や、同一クライアントの連続案件に。ダッシュボードの「新規プロジェクト」から作成し、プロジェクトのページで「このプロジェクトに案件を追加」を押すと、クライアント・タグが初期値として引き継がれた 案件作成フォームが開きます(変更は自由)。単発の案件はプロジェクトなしで作れます。プロジェクトの下に作れるのは案件だけ です(2026-08-20。「⚡直接入力から始める」は廃止)——資料は案件に入れるものなので、案件を作ってから「+ 入力追加」 で入れてください。
用語ライブラリ(Glossary) — 案件をまたいで蓄積される、あなたの用語集です。2種類 あります(2026-08-19に3種類から変わりました)。
クライアント そのクライアントの案件だけ が読む用語集(例: ServiceNow、○○自動車)。同じクライアントの案件が来るたびに育ちます。
共有 どのクライアントにも渡せる用語集(例: IT、半導体製造、金融/IR、会議の基礎用語)。そのクライアントが読むもの をクライアント画面で選びます。
案件を作るときにクライアント を選ぶと、そのクライアント専用の用語集と、そのクライアントに渡してある共有の用語集が合成 されて参照されます(どの共有用語集を渡すかは、クライアント画面で一度決めれば以後ずっと効きます)。資料から抽出された用語のうち、既にあなたのライブラリにある語には ✓ が付き、過去の訳語が優先表示されます。使えば使うほど、次の準備が楽になる ——これがTerpPrepの中心的な仕組みです。
ヒント: 同じ用語が複数の用語集に別の訳で存在する場合は、狭い方が勝ちます (クライアント専用の子 > クライアント専用 > 共有の子 > 共有)。クライアント社内の独自用語が業界標準と違う、というケースに対応するためです。
用語集は入れ子にできます (親子2階層まで・孫はありません)。親を渡せばその子も一緒に読まれます ので、「ServiceNow」の下に「ITSM」「CMDB」を置いておけば、渡すのは親ひとつで済みます。
3. 最初の1件 Quick start
ダッシュボードの「新規案件を作成」 を押します。
案件名・実施日・形式(同時/逐次)を入力します。
クライアント/製品 を選択します(初めてのクライアントなら、その場で名前を入力して新規作成できます)。
用語集の選択はここにはありません (2026-08-19に廃止しました)。どの用語集を読むかはクライアントについての事実 なので、クライアント画面で一度だけ設定します——同じクライアントの案件のたびに同じ質問に答える必要はありません。クライアントを設定しない案件は、共有の用語集をすべて参照します 。
「作成」を押すと案件のページ が開きます(2026-08-20から)。案件を先に登録しておいて、資料が届いてから入れることもできます。資料を入れるときは「+ 入力追加」 から入力画面 へ、投入して「次へ」 (→ 6. )。
出力画面 で、作りたいもの(用語集・べた訳・資料要約・背景ブリーフ)を選んで「実行」 。選んだものが1回のバックグラウンド処理でまとめて生成されます(数分)。完了を待たずに案件ページへ戻れます。
用語集エディタで内容を確認・修正し(→ 8. )、Excel/CSVで出力するか、本番用シートを生成します(→ 12. )。追加の資料は案件ページの「入力追加」 からいつでも投入できます。
終わった案件は片付けられます: 案件ページの「🗄 アーカイブ」 を押すと、その案件は一覧から外れます。その場で消えるわけではありません ——中身はそのままで、一覧上部の「🗄 アーカイブ済み」 から開いて「元に戻す」 でいつでも戻せます。
ただしアーカイブに置いたままの案件は、アーカイブから1年で削除されます 。削除の1か月前にメールでお知らせ し、削除予定日はアーカイブ一覧の各案件に表示 されます。残したいものは「元に戻す」 だけしてください(それだけで1年の計算はやり直しになります)。用語ライブラリに登録済みの用語は削除されません ——用語は案件ではなくライブラリのものなので、案件が消えても残ります。消えるのは案件そのもの(その案件の用語リスト・ブリーフ・資料要約・べた訳)です。
資料の保持について、先にお読みください: アップロードした原文資料は、
生成を実行するとすぐにサーバーから削除されます 。実行しないまま置いた入力も
24時間で自動削除 されます。詳しくは
20. 何が送られ、何がいつ消えるか 。
4. 画面の見取り図 Where things are
場所 あるもの
ダッシュボード 直近の案件、生成の進行状況、全用語集の横断検索バー、クライアントとプロジェクトの一覧 (作成もここから)
案件(タブ) 案件の一覧。案件そのものの検索 (名前・メモ・クライアント名・タグ)と、形式・実施日での絞り込み。アーカイブ済みもここから開きます
ライブラリ(タブ) 用語集のツリー(クライアント/共有)、インポート、エクスポート
会計(タブ) 請求書の一覧と作成、会計ソフト用の売上仕訳CSV。Basic プランの機能 のため、Free プランでは表示されません(作成済みの請求書がある場合は、見る・書き出す・削除するためだけに表示されます。→ 23. )
案件ページ その案件の成果物(用語集・ブリーフ・要約・べた訳)と「入力追加」
画面右上 🔍 用語を調べる 窓。どのページからでも開きます(→ 13. )
右上のユーザーメニュー 設定、データ処理方針、ログアウト
5. おまかせ・カスタム・フレックスの3つのモード Flow mode
資料を入れてから実行するまでの画面を、3つから選べます(設定 →「フローモード」、またはヘッダーのモード表示をクリック)。いつでも切り替えられ、切り替えても作った案件や用語集はそのまま残ります。
モード 画面の見え方 向いている人
✨ おまかせ 選択肢を出さず、ファイルからは用語集と資料要約 を、貼り付けたテキストからは背景ブリーフと用語集 を作ります まず動かしたい方、毎回同じ使い方をする方
🛠 カスタム すべての選択肢(成果物の種類、相手言語版、Web検索、匿名化など)を毎回選べます 案件ごとに作るものが変わる方
🔀 フレックス 入力と出力を1つの画面に並べ、矢印でつないで 実行します。どの資料からどの出力を作るかを選べ、資料は実行後も画面に残ります 資料ごとに作るものを分けたい方、後から届いた資料を足していく方
このマニュアルはカスタムモード の画面で説明しています。おまかせモードでは、ここに書かれた選択肢の多くは画面に出ません。フレックスモードでは、同じ選択肢が出力ごとのパネルの中にあります(→ 下の「フレックスモード」)。
おまかせモードでは、べた訳は作られません。 背景ブリーフも、ファイルからは作られません (作られるのはテキストを貼り付けたときだけで、そのときは資料要約の代わりになります)。アジェンダがファイルで届いた場合は、その文章を「テキスト」に貼り付けてください。 べた訳や、資料からの背景ブリーフが必要なときは、設定画面の「フローモード」でカスタムモード (またはフレックスモード)に切り替えてください。切り替えても、作った案件や用語集はそのまま残ります。
フレックスモード
案件ページの「+ 入力追加」 を押すと、フレックスモードでは「入力と出力」 の画面が開きます。左に入力、右に出力が並び、その間を矢印でつないで「実行」 を押します。
入力を足す — 左の「インプット」に、ファイル・貼り付け・Webページ(URL)・撮影した写真・案件メモを追加します。圧縮と匿名化は、カスタムモードの入力画面と同じように使えます(→ 6. )。
矢印でつなぐ — 入力の右端の ● を、作りたい出力(用語集・資料要約・ベタ訳(レイアウト保持)・ベタ訳(対訳)・背景ブリーフ)へドラッグします。ドラッグしにくいときは、各入力のボタンから出力を選んでもつなげます。1つの入力を複数の出力へ、複数の入力を1つの出力へつなげます。矢印をクリックして選ぶと「この矢印を外す」 で外せます。
出力ごとに設定する — 用語数、ブリーフのモードや「入力の扱い」(資料として読む/アジェンダとして展開する)、べた訳の訳す方向や形式などは、それぞれの出力パネルの中で選びます。
実行する — ページは移動しません。 この画面のまま待てて、終わったものから「内容を見る」で開けます。矢印のない出力は実行されません。
出力 つないだ入力の使われ方
用語集 つないだ入力をまとめて1回で抽出し、案件の用語集に追加します
資料要約・べた訳 つないだ入力1つにつき1件 、それぞれの設定で作ります(貼り付けと案件メモのべた訳は対訳スクリプトになります)
背景ブリーフ つないだ入力すべてを読んだ1本を作ります
資料が画面に残ります。 おまかせ・カスタムでは資料は実行した時点で削除されますが、フレックスではアップロードから24時間 (または「すぐに削除する」を押すまで)残ります。矢印をつなぎ直して「もう一度実行」 でき、あとから届いた資料を足して、用語集や背景ブリーフにまとめてつなぐこともできます。 作ったものは、各出力パネルの「これまでに作ったもの」と、案件ページに並びます。
実行できないつなぎ方: ・べた訳は用語集を使います。 用語集にもつなぐか、先に用語集を作ってください。つないでいないと、べた訳は飛ばされます。 ・「アジェンダとして展開する」背景ブリーフ は、資料要約・べた訳と同じ実行に入れられません。別々に実行するか、「資料として読む」にしてください。 ・画像・写真 はアジェンダとして展開できません。
Part 2
準備する
資料を入れてから、ブースに持ち込むものができるまで。
入力画面では、次の3つの方法で資料を投入できます。
方法 受け付けるもの
📁 ファイル PDF / PowerPoint(.pptx)/ Word(.docx)/ Excel(.xlsx・.xls )/ テキスト / 字幕ファイル(.vtt・.srt)
📝 テキスト貼り付け アジェンダ、メール本文、書き起こしなど
🔗 URL ウェブページ(本文のテキストを読み取ります。ページのタイトルが資料名になります)。複数可 ——「+ URLを追加」で欄を増やすか、1つの欄にカンマ・セミコロンで区切って 貼り付け
ファイルは何回かに分けて選んでも足されていきます 。間違えて選んだものは、一覧の右の✕ で1件ずつ取り消せます(全部やり直すときは「ファイル選択をクリア」)。
動画を資料にしたいとき: 動画のページ(YouTubeなど)のURLは受け付けません ——本文として取れるのは周辺の説明文だけで、話されている内容は入らないためです。字幕ファイル(.vtt / .srt)を保存してアップロード してください。字幕の重複行はまとめられ、タイムコードは除かれます。
大きすぎてアップロードできないとき — 圧縮
「📁 ファイル」を選ぶと、「アップロード前に圧縮」 というトグルが表示されます(既定でオン)。オンにして「📉 圧縮」を押すと、あなたのブラウザの中だけ で、PowerPointの埋め込み動画を削除 し、画像を縮小 します。圧縮のためにファイルがどこかに送られることはありません。
現在の合計サイズと上限が表示されます。上限を超えたまま「次へ」を押しても、送信されずに圧縮を促すメッセージ が出ます(アップロードしきってからエラーになる、ということはありません)。
強さは3段階——標準 (長辺1280px・推奨)/強め (長辺960px)/動画のみ (画像はそのまま)。
「⬇ 圧縮後のファイルを保存」 で手元にダウンロードもできます(メール添付用に軽くするだけ、という使い方もできます)。
お手元の元ファイルは一切変更されません ——圧縮されるのはアップロードされるコピーだけです。
画質を落として大丈夫なのか: TerpPrepが資料から読み取るのは文字だけ です。動画も画像も、用語集・ブリーフ・べた訳・資料要約のどれにも使われません。そのため動画を削除し画像を縮小しても、生成される結果は変わりません 。
対応するのは .pptx / .docx / .xlsx です(PDF・テキストは対象外で、そのままアップロードされます)。動画の削除はPowerPointのみです。小さくならなかったファイルは元のまま使われます。
そもそも送りたくないとき
アップロードそのものを避ける選択肢が2つあります——匿名化 (伏字にしてから送る)とAIなしモード (送らない)。21. 送らずに使う をご覧ください。
7. 資料がない案件 — アジェンダから始める Agenda
資料が直前まで届かない案件では、アジェンダ(議題のテキスト)を貼るだけ で準備を始められます。
入力画面でテキスト を選んで議題を貼り付けます(英語でも日本語でも可)。アジェンダがWordファイルなどで届いた場合は、ファイル のまま投入しても構いません。
出力画面でアジェンダコース を選びます(テキスト入力なら最初から選ばれています)。背景ブリーフ と用語集 を選んで実行すると、AIが議題の背景解説(ブリーフ)を生成し、そこから 用語集も作られます(画面の矢印はこの順序を表しています)。
ブリーフのパネルでは「Web検索で最新情報を補完」 (オプトイン・既定はオフ)も選べます。モデルが知らない直近の情報を取り込みたいときにお使いください。
ご注意: この方法で作られるブリーフ・用語集は、クライアントの実資料ではなくAIの一般知識に基づきます 。分野の用語体系を押さえるには有効ですが、固有の事実(数値・組織名・製品の詳細)は本番前に必ずご確認ください。
自分でプロンプトを書く
ブリーフのモードで「カスタムプロンプト」 を選ぶと、その下に入力欄が現れます。欄は空で開きます ——ここに書くのは指示だけ で、投入した資料はその指示が適用される素材として一緒に送られます 。「この資料から想定問答を作って」「登壇者ごとに論点を整理して」のように使えます。
資料コースでもアジェンダコースでも使えます。 指示を読むのはブリーフだけ で、用語集・資料要約・べた訳は資料そのものから作られます。
テキスト欄に 「==ここからはプロンプト」 という行を入れておくと、その行より後がプロンプトとして扱われます (モードの選択にかかわらず適用され、出力画面にその旨が表示されます)。
相手言語版も作れます(→ 9. )。プロンプトが指定した言語で返ってきたあと、その反対側の言語 が作られます。
出力はテキストです。 音声・動画・画像や、Excel・PowerPointなどのファイルは生成できません。指示にそれらが含まれていた場合は、
できる部分を書いたうえで、末尾に一行その旨が付きます 。音声が必要なときは、生成後の画面の
「読み上げ」 をお使いください(→
14. )。
8. 用語集を仕上げる Glossary editor
案件の用語集画面には、参照しているすべての用語集の語がひとつの表にまとめて表示されます。生成された用語集は叩き台です。 プロの目で直した内容こそが、次の案件に効くあなたの資産になります。
用語集エディタのツールバー。行を選ぶと有効になります。
所属と「登録あり」
各行の所属 列には出どころのバッジが付きます: クライアント名 共有の用語集名 この案件のみ・新出 。📚 列(=登録あり)のチェックは、その語があなたの用語ライブラリに登録済みであることを意味します。
幅の狭い列は見出しをアイコンにしています——📚 は登録あり 、# は登場回数 (資料中に何回出てきたか)、★ は重要度 、🔗 はグループ 、🗑 は削除 です。見出しにマウスを乗せると正式な名前 が出ます。
ソース 列には、その用語がどの資料から出てきたか のファイル名が入ります(空欄は、資料中に見つからずAIが提案した語です)。
表示と並べ替え
見出しをクリックすると並べ替わります。 クリックのたびに元の順 → 昇順 → 降順 → 元の順 と回ります——並べ替えたあと、元に戻すのに読み込み直す必要はありません。
「表示する列」 から、使わない列を隠せます。ドラッグで列の順序も入れ替えられます (設定はこのブラウザに残ります)。「順序を戻す」で既定に戻ります。
同じメニューの「+ 列を追加…」 で、自分の列 を作れます(最大5列)——発音メモ、クライアント指定の言い回し、本番前チェックなど、メモ1列に収まらないものに。列はアカウント単位なので、案件でもライブラリでも同じ列 が出ます。列名の横の✕ で削除できます(入力済みの値は消えません ——列を隠すだけで、同じ列を作り直しても値は戻りませんのでご注意ください)。
列の幅は中身に合わせて自動 で決まります。長い説明やメモは折り返して表示されます。
用語にマウスを乗せると全文 が出ます。ふりがなが入っている用語では、その下に読みも表示 されます(ふりがなの付け方は 8. の「ふりがなを付ける」、修正は用語の詳細ページで)。
上部のフィルタで所属ごとの絞り込みができます。
編集
用語・説明・メモ・自分で追加した列は、表の中で直接編集できます (見出しの✎ がその印)。入力した内容は打った瞬間に保存 されます。所属 と重要度 はドロップダウンで選びます。
ライブラリに登録済みの語をここで直すと、ライブラリ側にも反映され、その語を使っている案件すべてに行き渡ります (改訂履歴も残ります)。用語の横の↗ をクリックすると用語の詳細ページ が開きます(改訂履歴の確認はそちらで)。
メモ 欄には、その語について自分で調べたことや注意点を自由に書けます。入力した内容は打った瞬間に保存 され、ライブラリ登録済みの語ではライブラリ側にも反映 されます。自分で追加した列も同じ動きです。エクスポート(Excel/CSV)には自分の列も末尾に 含まれます(そのファイルを再インポートしても、自分の列の値までは戻りません)。
キーボードだけで表を歩けます (表計算ソフトと同じ2つのモード)。矢印キー はセルの選択枠 (青い枠)を動かします——このとき編集は始まりません。Enter を押すとそのセルの編集モード になり、矢印キーは文字の中 を動きます。もう一度Enter で確定して選択に戻ります (この時点で保存されます)。Esc は編集を取り消して選択に戻ります。Tab /Shift +Tab は右/左のセルへ(行末では次の行の先頭に折り返します)。マウスでセルをクリックしたときは、これまでどおりすぐ編集モード になります。
編集中の入力欄は複数行のまま です(折り返して表示されている文章が、編集を始めた途端に1行に潰れることはありません)。セル内で改行したいときはShift +Enter を使ってください(Enter だけだと確定になります)。日本語入力の変換確定 で使うEnter やEsc は編集を終わらせません——変換が済んだあとのEnter が確定です。
所属を変えると、その場でライブラリに登録されます 。所属を決めることと登録することは同じ操作なので、別途ボタンを押す必要はありません。所属を変えた行は、登録が済むまでの一瞬だけ青色 になります。青が消えないときは通信に失敗しています——ページを開き直して選び直してください。
重要度を「高」 にした語が、本番用シートに掲載されます(既定の範囲設定の場合)。
複数行をまとめて操作する
行左端のチェックボックスで複数行を選択できます(Shift +クリックで範囲選択)。表の上のツールバーから、次の操作ができます。
所属のドロップダウン — 移動先を選んだ時点で 、移動とライブラリへの登録が同時に 行われます(確定ボタンはありません)。移動先は共有の用語集でも、クライアント専用の用語集でも構いません。AIが提案しただけでまだ存在しないものは「(新しい共有用語集)」として一覧の下の方に並び、選ぶとその場で作られます。一覧のいちばん下の「+ 新規の共有用語集…」 を選ぶと、好きな名前をその場で入力 できます。
🔗 グループ化 — 選んだ用語をひとかたまり にします。グループは並べ替えても分かれず 、登録も、本番用シートへの掲載も一緒に動きます。「対応する/対応しない」のように並べて見たい語 や、正式名称と略称の組に。「グループ解除」 で戻せます。
🖍 マーカー(黄・青・赤) — 選んだ用語に色を引きます 。この印は本番用シートにもそのまま印刷されます 。色の意味はご自由に決めてください。「マーカーを外す」 で消せます。
「削除」 (右上) — 選択行をまとめて削除します。
マーカーを引いた語は、重要度が「高」でなくても本番用シートに載ります。 マーカーは「この案件では絶対に必要」という手作業の判断なので、重要度の設定より優先されます。
9. 背景ブリーフと資料要約 Brief & summary
この2つは、内と外の両側から案件を押さえるための対です。
背景ブリーフ 資料要約
書くこと 資料に書かれていないこと (業界動向、登場する企業・製品の位置づけ、想定問答)資料に書かれていること (全体要旨、セクションごとの要点、文脈付きの数値・固有名詞一覧)
もと AIの一般知識。資料は論点を掴むために読むだけで、引用はしません アップロードした資料そのもの
保存 アジェンダコース: 削除するまで保存 資料コース: 7日で自動削除 7日で自動削除
ブリーフの末尾には「通訳者向け要注意点」 が付きます。一般背景ではなく、固有名詞に紐づく意外な事実 (資本関係、直近の変化、その企業固有の事情など)を優先して拾う欄です。
どちらも固有の事実(数値・組織名・製品の詳細)は本番前にご確認ください。1案件あたりの保存本数には上限があります(表示・編集はいつでも可能)。
保存と印刷
言語スイッチの横のボタンから印刷 できるほか、PDF ・DOCX ・テキスト で保存できます(ボタンの並びは両画面で同じです)。いずれもそのとき表示している版 (メイン言語/相手言語/対訳)がそのまま出力されます。PDFは見出し・箇条書きを整えたA4レイアウトなので、ブースに紙で持ち込む場合はこちらが読みやすくなります。
相手言語版・対訳
ブリーフと資料要約は、メイン言語だけでなく案件のもう一方の言語でも 作れます。出力画面の各パネルで「〇〇語版も作成する」 にチェックを入れてください。作成後は画面上部の切替でメイン言語 / 相手言語 / 対訳 を自由に行き来できます(対訳は段落ごとに左右に並びます)。
対訳は表示の切り替え なので、あとから対訳で読みたくなっても作り直しは不要です。「既定で対訳表示にする」にチェックしておくと、開いたときから対訳で表示されます。
編集できるのはメイン言語版だけ です。編集すると、もう一方の言語は編集前の内容のままになるため、画面にその旨が表示されます。
相手言語版も、元の要約・ブリーフと同じ削除日 です。
カスタムプロンプトのブリーフでも作れます。 プロンプトが指定した言語で返ってきたあと、その反対側の言語が作られます。プロンプトが指定した言語そのものが書き換えられることはありません。
10. べた訳 Draft translation
資料の全訳ドラフトを、あなたの用語集と一貫した訳語で 生成します。出力形式は2つから選べます。
出力形式 内容 用途
翻訳版ファイル(レイアウト維持) 本文を訳文に差し替えた資料のコピー(PPTX / DOCX / Excel)。PPTXはスピーカーノートの翻訳も選べます 投影スライドや配布資料に沿った内容把握
対訳原稿(DOCX) 原文/訳文の2列ドキュメント ブースでそのまま読む対訳原稿
翻訳方向(en→ja / ja→en)を選べます。案件ページから単独で実行することもできます。
PDF・テキスト原稿は翻訳版ファイルに対応していないため、常に対訳原稿での出力になります。
用語集の語だけに訳を添えることもできます。 翻訳版ファイルの「訳し方」で「用語集の語だけ」を選ぶと、本文は原文のまま、用語集にある語の後ろにだけカッコで訳が入ります(例: this is a pen (ペン))。PPTX / DOCX / Excel のみ。AIは使わず、用語集の訳語をそのまま書き入れます。資料に用語集の語が1つも無いときは作られません。
翻訳版ファイルでは、訳文が原文より長い箇所でレイアウトがずれる場合があります。Excelは文字列セルのみ翻訳し、数式・数値は変更しません。
べた訳は生成から7日後に自動削除されます。 お手元にダウンロードして保管してください。画面右上の「すぐに削除する」 で、7日を待たずに消すこともできます。
上限に達する前に知らせます(2026-10-29)。 Free プランでは、案件の画面に「この案件で あと○件 · 今月 あと○件」が出て、今月の残りが2件以下 になると黄色で「今月のべた訳の残りがわずかです」とリセット日が表示されます(フレックスの画面にも出ます)。高品質は残り3件以下 になると同じように知らせます。
対訳原稿は、ダウンロードせずに「プレビュー」 から画面で読めます(翻訳版ファイル形式にはありません——原文を保存していないため、並べて表示できないからです)。
べた訳で同時通訳の練習をする
べた訳のプレビュー 画面では、読み上げが原文の列だけを通しで読み、原文が終わったところで停止 します。訳文は、もう一度再生を押すまで読まれません。
⚙ で「各行の後のブレーク」 を選びます(なし / 1・2・5・10秒)。
読み上げを開始し、原文を聞きながら訳します。ブレークの間が、直前の行を訳し終えるための時間です。
原文が終わって停止したら、再生 を押すと訳文の列が読まれます。ご自分の訳と照らし合わせてください。
べた訳の品質(2026-08-21)
べた訳は標準モデル で作られます。設定 → AIモデル で「高品質」 を選ぶと、日本語がより自然になります(時間は少し長くかかります)。べた訳だけ の設定です。高品質はべた訳の上限の中 で作れます(別枠ではありません)。上限に達した場合もべた訳は作られ (標準モデル)、べた訳の画面にその旨が出ます。
11. マインドマップと「AIに聞く」 Mind map & Ask
マインドマップ
ブリーフと資料要約の下にある「マインドマップを作成」 を押すと、その内容を1枚の図に描き起こします。箇条書きをそのまま図にするのではなく、ブースで実際に口に出す語 まで短くまとめるので、全体の構造を一目で掴めます。A4で印刷 できるほか、SVG / PNG で保存できます。
押したときだけ作られます。「作り直す」 で別の切り口に描き直せます。
ラベルの言語を選べます (日本語 / 英語 / 対訳)。対訳 を選ぶと、1つのノードに上下2行——上に読むための語、下にブースで実際に口に出す語——が入ります。※ラベルはAIが書くため、言語を変えるには作り直しが必要です。
描き方の指示を書けます (任意)。「数値を厚めに」「テーマごとにまとめて」「もっと小さく」などと書いてから作成/作り直すと、それに沿った図になります。ただし資料に書かれていないことは足されません 。
元になるのはすでに作られた要約・ブリーフ で、資料をもう一度送ることはありません。削除日も元の要約・ブリーフと同じです。
AIに聞く
ブリーフと資料要約の画面には「💬 AIに聞く」 があります。読んでいて分からなかったところを、その場で追加質問できます。
使う材料はチェックで選びます (背景ブリーフ/資料要約/べた訳/用語集)。送られるのはあなたの質問と、チェックした材料と、この会話のそれまでのやりとり だけです。
会話は保存されません ——ページを閉じると消えます。残したい答えは「この答えを資料に追加」 を押すと、ブリーフ/要約の本文に書き込まれます。
1案件あたりの質問回数に上限があります(通常の使い方で当たることはありません)。
Part 3
本番で使う
当日、ブースと移動中のための機能です。
12. 本番用シート Live sheet
重要度「高」の用語・固有名詞の読み・数字を、現場持ち込み用のA4に凝縮したシートです。用語集の編集が終わってから生成すると効果的です。用語集画面の「🖨 本番シート」 から開きます。
本番用シートの設定。変えたら「更新」を押します。
用語集で並べ替えた順序が、そのまま引き継がれます。 たとえば「所属」で並べ替えてから 本番シートを開くと、棚ごとにまとまった状態で出ます。並び順のセレクタには「用語集の並び順」と表示されます——別の並び順を選んで「更新」すれば、シート自身の設定に戻ります。
説明の表示 を「なし / 1言語 / 両方の言語」 から選べます。用語は言語ごとに説明を持てるので、これから話す側の言語で書かれた説明 も紙に載せられます。
マーカーとグループは、画面のとおりに印刷されます。 グループは左に罫線が入り、途中で段が分かれません。
掲載範囲(重要度「高」だけ / すべて)、段組み(1〜4)、読む向き(縦・横)、文字サイズ、言語の左右も選べます。「PDFで保存」 で、画面と同じ体裁のPDFになります。
13. 用語を調べる(どの画面からでも) Term lookup
「この単語、前にどう訳したっけ」は、別のものを読んでいる最中 に出てくる問いです。画面右上の「🔍 用語を調べる」 から、その場で調べられます——ライブラリのページまで行って戻ってくる必要はありません。
用語を調べる窓。タイトルバーをつかんで好きな場所に置けます。
窓は好きな場所に置けます。 タイトルバーをつかんでドラッグしてください。置いた場所は次に開いたときも同じです(⤢ で最初の位置に戻ります)。
⧉ 別ウィンドウで開く (2026-08-20)— ブラウザの独立した窓 として開きます。本番中にZoomや資料PDFを見ていてTerpPrepが画面に出ていない ときのためのものです。案件の画面から開けばその案件に固定 されます。高さは中身に合わせて 伸び縮みします。同じ⧉ は「❓ 使い方を聞く」 にも付いています。
検索欄の右にチェックが2つ あります。
✨ AI — ライブラリに無い語を、AIに訳させます。チェックを入れた瞬間に1回だけ 問い合わせます(打っている途中で勝手に呼ぶことはありません)。語を変えたあと、もう一度聞くには Enter を押してください。AIの答えは「AIの提案」 と明記して、ライブラリの結果とは分けて表示されます——これは推測であって、あなたが決着させた訳語ではありません 。
📂 案件 — この案件の中 (用語集・背景ブリーフ・資料要約・べた訳)を探します。「あれ、どこに書いてあったか」はこちらです。案件の画面でだけ 出ます——ダッシュボードやライブラリには「この案件」が無いためです。
結果はライブラリ → この案件の中 → AIの提案 の順に並びます。確かさの順です。
検索欄が探すのは常にライブラリ全体 です(案件の外で開いたときも同じ)。AIも案件の外では分野で絞らずに 聞きます。
14. 読み上げ Read aloud
移動中や手が離せないときに、「ながら聞き」で下読みできます。ブリーフ・資料要約・べた訳の各画面の「読み上げ」 ボタンから始められます。
段落をクリックすると、そこから読み始めます。 停止した位置を覚えているので、次に再生を押すとその続きから始まります。
再生中は⏮⏭ で段落単位の前後移動、⚙ で速度(0.75〜2.0倍)を変えられます。
文章の言語に応じて音声が自動で切り替わります。 日本語の中に英語の固有名詞が混ざっていても読み方が崩れません。音声の選択は設定画面で言語ごとに行います。
守秘義務について: 既定では端末内蔵の音声だけを使うため、読み上げのためにテキストが外部に送られることはありません。 設定画面で「ネットワーク音声を使う」 をオンにした場合のみ、選んだ音声の提供元(Googleなど)のサーバーへ読み上げるテキストが送られます。その場合も文章全体が一度に送られるのではなく 、読み上げの単位ごとに区切られた短い断片が、そのつど個別に送信されます。
15. 暗記モード Practice
用語集画面の「用語を暗記する」 から、カード形式で用語を覚えられます。AIは使いません(画面の中だけで動きます)。
出題範囲 — すべて / 重要度「高」だけ / 「もう一度」と答えた語だけ 。
方向 — 日→英 / 英→日 / カードごとにランダム。
順序 (ランダム/重要度順)、枚数 (20 / 50 / すべて)。
タイマー (なし / 3秒 / 5秒…)——訳が出てくるまでの時間を計る、瞬発力の練習用です。
読み上げをオンにすると、カードを音声でも確認できます。
用語ライブラリの各用語集ページからも同じように始められます(案件に紐づかない、分野ごとの復習に)。
Part 4
ためる
1件ごとの準備を、次の案件のための資産に変えるところです。
案件が終わったら、新出 の用語をライブラリに仕分けます。これがTerpPrepで一番大切な習慣です。
仕分け先 使いどころ
クライアント用語集へ そのクライアント・製品に固有の用語(製品名、社内用語)
共有の用語集へ 分野で汎用的に使える用語。AIの推定分野を選ぶと、その名前の共有用語集が自動で作られます
この案件のみ この案件でしか使わない語(登壇者名、一回限りの言い回しなど)。ライブラリには入りません。この案件が読む用語集に登録済みの語をこれに変えると、その用語集から外れます 。案件が読まない用語集の語は残ります
仕分けは所属列のドロップダウンで選びます(AIのおすすめには★が付いています)。選んだ時点でその語はライブラリに登録されます。 同じ所属にまとめたい語が複数あるときは、左のチェックボックスで行を選び、表の上の「所属」 ドロップダウンで一度に指定できます。
ライブラリに残す価値のない語は、行の削除で表から消してください。全部をライブラリに入れないこと がコツです——ゴミが混ざるとライブラリの質が下がります。
案件の画面が言うこと(2026-08-20)
案件リスト には、案件ごとにクライアント名 (未設定なら「クライアントなし」)と、その案件が読み込む用語集 が並びます。色はライブラリと同じで、紫=クライアント専用 、水色=共有 、「内」は他の用語集の中に入っているものです。
まだ何も入れていない案件には「資料待ち」 の印が付きます。資料を入れたか、何かを生成したかのどちらかで消えます。
案件詳細 には同じ情報が「クライアント専用用語集:」「共有用語集:」の2列 で出ます。クライアント名を押すとライブラリが開き、そのクライアントが強調表示 されます。
プロジェクトの中の案件は、案件名の上に親プロジェクト名 がツリーで出ます。
各詳細ページの先頭に「案件詳細ページ」「クライアント詳細ページ」「プロジェクト詳細ページ」 と出るようにしました。同じ名前が案件にもプロジェクトにもクライアントにも付き得るためです。
名前のきまり(2026-08-20)
プロジェクト名は重複できません。 プロジェクトは案件リストの見出しであり、案件名の上のツリーであり、案件名の候補の元でもあるので、同名が2つあるとどれも曖昧になります。案件名は重複できます ——別のプロジェクトの「定例会議」は別の会議です。
プロジェクトの中で案件を作るときは、案件名の候補 (「プロジェクト名 案件1」)が薄く表示されます。空欄のまま作成すればその名前 になります。番号は空いている次の番号です。
17. 用語ライブラリ Library
「ライブラリ」タブはツリー です——クライアントごとに、その専用の用語集と、渡してある共有の用語集が並び、いちばん下に共有の用語集がまとまります。用語集は一覧から直接編集できます。編集画面は案件の用語集エディタと同じ操作感です。用語集ページには保存ボタンがありません ——メモ・所属の変更・削除は、いずれも操作した時点で確定 します。
所属ドロップダウンで、語を別の用語集へ移動 できます(同じ言語ペアの用語集ならどこへでも)。移動先に同じ語が既にある場合は、その語だけスキップしてお知らせします。
用語の追加 は、案件の用語集から所属を決めて登録するか、「インポート」から取り込む形で行います。用語・訳語・説明の書き換え は用語の詳細ページで行ってください(その語を使っている案件すべてに反映されます)。
検索ボックスの下の「すべて見る」から、全用語集を横断したフラットな一覧 を開き、そのまま編集・移動・削除できます。
移動・削除で中身が空になった用語集は、「用語集を削除」ボタンで削除できます(確認あり)。
そのクライアントが読む共有用語集 (例: ServiceNow → IT, SW)はクライアント画面 で決めます。ライブラリのツリーで共有の用語集をクライアントの枝にドラッグ&ドロップ しても同じことができ、外すときは逆に引き出します。
用語集は入れ子にできます (親子2階層まで)。ツリーの中で子を親にドラッグ&ドロップ すると、その中に入ります。束から出すときは、外側(共有の枝、またはそのクライアントの枝)にドラッグしてください。親を読む案件は子も読みます 。
クライアント名の右の+ で、そのクライアント専用 の用語集をその場で作れます。共有の枝の+ は共有の用語集を作ります。クライアント専用の用語集には専用 の印が付きます。
用語集のスコープ (クライアント/共有)と親 は、用語集ページの「プロパティ」 で変更できます。スコープを狭めると、その用語集を指定していたクライアントの一覧からは外れます。
ツリーで用語集をチェックして、まとめて削除 できます。マージ (2つ以上を1つにまとめる)も同じ場所からで、残す方を選んでから実行します——スコープが違うもの同士はマージできません。
「この単語、前にどう訳したっけ?」はどのページでも 、画面右上の「🔍 用語を調べる」 から調べられます(2026-08-21から。ダッシュボードの検索欄は、同じ問いをどこでも受けられるようになったため無くなりました)。
クライアント画面
クライアントは「誰のための仕事か」 という記録です。ダッシュボードの左側にクライアントの一覧 があり(タブはありません)、名前を押すとその画面が開きます。新規作成はその上の「+ 新規クライアント」 から。
名称 — 変更できます。クライアント名は暗号化して保存されます。
そのクライアントの仕事 — 案件とプロジェクトがツリーで並びます。
用語集と匿名用語集はこの画面にはありません (2026-08-21から)。ライブラリのツリーが同じことを別の並べ方で言っていたためです——並べ替えられるのはツリーの方 なので、そちらに一本化しました。ライブラリでクライアントの枝を見ると、そのクライアントの用語集・読んでいる共有用語集・匿名用語集がすべて並んでいます。
匿名用語集(伏字辞書)
資料をアップロードする前に伏せる語の一覧です。2026-08-21から独立したページ になり、クライアントごとに何冊でも 持てるようになりました。
ライブラリのツリーで、クライアント名の右 に 🛡 の印で並びます。右端の「+」 から、名前を入れて作ります。
別のクライアントにドラッグ&ドロップで移せます 。移動しても中身は移動先の辞書に吸収されず、そのまま1冊として残ります(戻せます)。
名前は必ず付けます (2026-09-14から。1冊目もです——名前を付けずに作るとクライアント名で表示され 、そのクライアントの用語集と同じ名前 になってしまうためです)。同じクライアントのすべての辞書が、その案件に適用されます 。伏字の画面には適用中の辞書の名前 が並びます。
案件リストと案件詳細にも 🛡 で表示されるので、その案件が何を伏せるのか が開く前に分かります。
CSVの読み込み・書き出しは辞書のページにあります。伏字そのものはブラウザの中 で行われ、元の資料がサーバーに届くことはありません(→ 21. )。
すべての用語(仕分けの机)
ライブラリの「すべて見る」 から、あなたの全用語集を横断した1枚の表 を開けます(2026-08-21から、入口はライブラリだけです——並べ替える相手の棚がある場所なので)。
単語検索 と全文検索 があります。単語検索は用語欄と読みだけ、全文検索は説明・メモ・用語集の名前・自分で追加した列まで探します。一致した箇所は黄色く光ります 。全角/半角・大文字/小文字は区別しません。
上のチップ(クライアント/共有/重要/AI補完)と併用 できます。
この画面は仕分けのための机 です。何千語あっても待たされないように、折り返しと本文の直接編集をやめて あります——所属の変更と選択(まとめて移動・まとめて削除)はここで 、語そのものの書き換えは用語集のエディタか用語の詳細ページで行ってください。
18. 取り込みと書き出し Import & export
手持ちの用語集を取り込む
ライブラリ画面の右上「インポート」 から、これまでに作りためた用語リスト(Excel / CSV / テキスト)を取り込めます。ファイルはドラッグ&ドロップでも指定できます。
読み取り方を3つから選べます。 どれを選んでも読み取る用語は同じで、違うのは列の扱い と空欄を埋めるかどうか だけです。
ファイルを用語集の形式に合わせる(AIなし): 用語集が知っている列(用語・訳語・説明・メモ・重要度・所属、および自分で作った列)だけを読み取ります。それ以外の列は取り込みません。AIを呼ばないので語数の制限はなく 、空欄は空欄のまま入ります。
用語集をファイルの形式に合わせる(AIなし): 上に加えて、対応する列がない見出しをカスタム列として作成 します。クライアントから受け取った表を列ごとそのまま持ち込みたいときに使います。カスタム列は5列まで なので、空きが足りないときは入らなかった見出しが結果画面に名前で表示 されます(黙って捨てません)。不要な列はエディタの列選択で削除してから取り込み直せます。
ここで作られた列はこの取り込みの中だけの仮の列 です。ライブラリに登録して初めて、アカウントの列として残ります ——登録するまでは他の用語集には現れず、次に「ファイルを用語集の形式に合わせる」で取り込んでもその列は無かったものとして扱われます 。登録しなかった列は、その取り込みの登録操作のときに破棄されます。
ファイルを用語集の形式に合わせ、空欄はAIで補完する: これが既定 です。訳語だけの表など足りない項目があるとAIが説明や分野を補います。AIが推測した箇所には印が付く ので、確認の際の目印にしてください。
取り込んだ結果はいきなりライブラリには入りません。 いったん確認用の用語集に着地し、用語集エディタで内容を確認して所属を決めた語だけ がライブラリに入ります。AIの推測が人の目を通らずに資産になってしまわないための流れです。
列は見出しの名前で読み取ります (列の位置は問いません)。1ファイルあたりの行数と、AIが補完する語数には上限があります(AIなしの2つに補完の上限はありません)。
取り込んでおくほど、21. のAIを使わないモードで拾える語が増えます。
書き出し
案件の用語集はExcel / CSV で出力できます。
ライブラリの各用語集もExcel / CSV で出力できます(用語集画面の右上)。ライブラリ全体 はいつでもCSVでエクスポートできます(設定 → データとプライバシー)。データはあなたのものです。
Excelで直して戻すときは、ダウンロードしたファイルに直接書き込んで、そのまま取り込んでください 。「所属」列が残っていれば、用語は元の用語集に戻ります。メモ用にシートを足しても、読むのは「Glossary」シートだけなので構いません。
ほかの Excel でシートが複数ある ときは、シートごとに 読みます。見出しの行はシートごとに見分け、列の並びがシートで違っていても構いません(見出しの無いシートは、前のシートの続きとして読みます)。シート名は、その用語の「所属」の初期値 になります(「Sheet1」のような付けたままの名前や、シートが1枚だけのときは使いません。「所属」列があればそちらが優先です)。
GoogleカレンダーやOutlookから案件を作る(2026-09-06、Outlook は 2026-10-29)
GoogleカレンダーやOutlookの予定表に入っている予定を、そのまま案件として立てられます。TerpPrepがカレンダーを読むのは、あなたが取り込み画面を開いたときだけ で、案件になるのはあなたがチェックした予定だけ です。裏で同期したり、勝手に案件が増えたりすることはありません。
手順(最初の1回)— Googleカレンダーの場合
Googleカレンダー(PCのブラウザ) で、右上の歯車 → 設定 → 左の一覧から対象のカレンダーを選ぶ → 「カレンダーの統合」 → 「iCal形式の非公開URL」 をコピーします。
⚠️ このURLを知っている人は誰でもそのカレンダーを読めます。パスワードと同じように扱ってください 。漏れたと思ったら、同じ画面の「非公開URLをリセット」で古いURLは無効になります。
TerpPrepの設定 → カレンダー(Google / Outlook) にそのURLを貼り付けて保存 します。保存後は末尾の数文字だけが表示されます。
手順(最初の1回)— Outlookの場合
Outlook on the web(ブラウザの Outlook) で、右上の歯車 → 予定表 → 「共有の予定表」 → 「予定表を公開する」 で、対象の予定表と「すべての詳細を表示可能」 を選んで公開 し、表示された ICS のリンクをコピーします。
「空き時間情報のみ表示可能」で公開すると、予定の件名が出ません。⚠️ このリンクも、知っている人は誰でも予定表を読めます。やめるときは同じ画面で公開を停止 すると、古いリンクは使えなくなります。会社の Microsoft 365 では、管理者が公開を止めていることがあります。
TerpPrepの設定 → カレンダー(Google / Outlook) にそのリンクを貼り付けて保存 します。
受け付けるのは https://calendar.google.com/・https://outlook.office365.com/・https://outlook.live.com/ で始まるアドレスだけです。
カレンダーは5つまで 設定できます(仕事用・エージェントの共有カレンダーなど)。それぞれに名前を付けておくと、取り込み画面で予定ごとにどのカレンダーのものかが出ます。読み込めないカレンダーがあっても、ほかのカレンダーの予定は並びます。
手順(案件を作るたび)
案件リスト → カレンダー (月間ビュー)を開き、右上の 「📥 カレンダーから取り込む」 を押します。
今日以降の予定 が日付順に並びます。案件にしたい予定にチェックを入れ、「選択した予定から案件を作成」 を押します。
予定の件名が案件名 、日付が案件の日付 になります。クライアント・言語ペア・モードなどは、できあがった案件の画面で設定してください。
知っておくこと
読み取るのは件名と日付だけ です。出席者・説明文・添付・場所は読みません。チェックしなかった予定は何も保存されません 。
同じ予定は二度と重複しません。 取り込み済みの予定は一覧に「取り込み済み」と出て選べなくなります。その案件を削除すれば、もう一度取り込めます。
同期ではありません。 取り込んだあとにGoogle側で日付や件名を変えても、TerpPrepの案件には反映されません(案件側で直してください)。TerpPrepからGoogleへ書き戻すこともありません。
繰り返しの予定 (毎週の定例など)は、初回の日付で1回だけ 「↻」付きで表示します。2回目以降は今のところ取り込めません。
過去の予定は表示しません。時刻のある予定は日本時間 の日付で立ちます。
プランの案件数の上限は、通常どおり効きます。上限に達すると、その先の予定は作られず、件数が表示されます。
やめるときは、設定の「カレンダー(Google / Outlook)」で削除 を押してください。URLは消え、取り込み済みの案件はそのまま残ります。退会時にもURLは削除されます。
19. ノート — 調べたことを残す Notebook
調べたことや、クライアント・案件について覚えておきたいことを残す場所です。 上部の「ノート」 タブから開きます(スマホではトップページの「ノート」)。
保存できるのはテキスト と、Web ページの本文 だけです。ファイルや画像は保存しません。
書く
「+ 新しいノート」 から書きます。タイトルを空欄にすると、本文の1行目がタイトルになります。
本文は Markdown で書けます(# 見出し、- 箇条書き、**太字**)。「プレビュー」で仕上がりを確かめられます。
保存は「保存」 を押したときだけです。保存せずに離れようとすると確認が出ます。
Web ページをクリップする
一覧の上にある欄にページのアドレスを入れて、「🔗 ページをクリップ」 を押します。
ページの本文のテキスト が取り出され、ノートの入力画面に入ります。この時点ではまだ何も保存されていません。
取り出された内容を確かめ、要らない部分(メニューや広告の文など)を削ってから「保存」 を押します。取得元のアドレスと日付が一緒に残ります。
画像と体裁は保存されません。 残るのは文字だけです。
ログインが必要なページや、JavaScript だけで描かれるページは読み取れません。そのときは本文を選んでコピーし、ノートに貼り付けてください。
クライアント・案件に結びつける
ノートにクライアント や案件 を選ぶと、そのクライアントのページと案件詳細にも並びます。案件を選ぶと、その案件のクライアントにも自動で結びつきます。
案件を削除しても、ノートは消えません (結びつきが外れるだけです)。話者の癖や前回の反省は、次の案件のために残ります。
案件の「メモ」 (案件を作るときに書く一言)は別のものです。あちらは案件に属し、案件と一緒に消えます。
探す・整理する
検索は題名と本文の全文 が対象です。全角と半角、大文字と小文字の違いは区別しません。クライアントと種類(ノート/クリップ)で絞り込めます。
📌 ピン留め したノートは一覧の先頭に出ます。
アーカイブ すると一覧と検索から外れます。「アーカイブ済み」で見られ、いつでも元に戻せます。
書き出す・消す
ノートごとの「⬇ .md」 で1件を、一覧の「すべて書き出す(.zip)」 で全件(アーカイブ済みも含む)を Markdown ファイルとして書き出せます。
削除 は元に戻せません。必要なものは先に書き出してください。
上限とプラン
1件のノートは10万字 まで、1アカウントで3,000件 (合計2,000万字)までです。超える内容は、切り詰めずにお断りします。
ノートを書く・編集する・クリップする には Basic プランが必要です(お試し期間中も使えます)。プランが無い状態でも、これまでのノートを読む・検索する・書き出す・削除する ことはできます。
ここはあなた自身のノートの置き場です。 クライアントから預かった資料そのものは、ノートではなく案件の入力に入れてください。資料は生成のあとに消えますが、ノートは消えません。
ノートは
暗号化して保存 され、保存しただけで AI に送られることはありません(→
20. )。
Part 5
守秘とデータ
クライアントに聞かれたときに、そのまま答えられるように書いてあります。
20. 何が送られ、何がいつ消えるか Your data
もの 保持
アップロードした原文資料 生成の実行と同時に削除。 入力画面から出力画面までの間だけ、暗号化して一時保持されます
実行しないまま置いた入力 24時間で自動削除
べた訳・資料要約・資料コースのブリーフ 7日で自動削除 (実質的に資料そのものであるため)
アジェンダコースのブリーフ 削除するまで保存
用語集・用語ライブラリ・クライアント名 暗号化して保存 。あなたが消すまで残ります
ノート(書いたテキストと、クリップした Web ページの本文。→ 19. ) 暗号化して保存 。あなたが消すまで残ります。保存しただけでは AI に送られません
「AIに聞く」の会話 保存しません (ページを閉じると消えます)
お預かりしたデータをAIの学習に使うことはありません 。
ユーザー間でデータが共有されることはありません。
「いつ何をアップロードし、いつ削除されたか」は、設定 → データとプライバシーの監査ログ でご自身で確認できます。
用語ライブラリはいつでも全量エクスポート できます。
より詳しい方針はデータ処理方針 のページにまとめてあります。ログインせずに開ける公開ページ なので、クライアントやエージェントにそのままお見せいただけます。
送る前に、毎回確認したい場合
設定 → データとプライバシーの「AIに送る前に確認する」 をオンにすると、実行のたびにどのファイルが、どれだけの大きさで、どこへ送られるか が表示され、あなたが「送信」を押すまで止まります。
同じ画面の「べた訳と資料要約をダウンロード後に削除する設定を既定にする」 をオンにすると、7日を待たずにダウンロードした時点で消える 状態が既定になります(1回ごとに変更もできます)。
すでに作ってしまったものは、べた訳・資料要約の画面にある「すぐに削除する」 で、7日を待たずにその場で消せます(元に戻せません。必要なものは先にダウンロードしてください)。
21. 送らずに使う — 匿名化とAIなしモード Without uploading
NDAの厳しい案件のために、2つの選択肢があります。
① アップロード前の匿名化(伏字)
クライアント名や固有名詞を、あなたのパソコンの中で伏字にしてから送ります。伏字にする前の資料は、
TerpPrepのサーバーにもAIにも、一度も届きません。
「届かないようにしている」のではなく、届く場所が存在しません ——伏字前の資料を受け取る入口を、
サーバーに作っていないからです。これは設定ではなく、作りです。
TerpPrepはもともと、資料の原文を生成が終わった瞬間に削除 し、成果物(べた訳・資料要約・資料コースのブリーフ)も
7日で消し 、用語集だけを暗号化して残す作りです(→ 20. )。それでも「クライアント名が一度でも
サーバーを通るのは困る」という案件はあります。匿名化はその一段手前の守りで、サーバーを通る前に消します 。
しくみ
匿名用語集 (伏せたい語の一覧)を、クライアントごとに作ります。
資料を選ぶと、ブラウザの中で その語を [COMPANY-1] のようなプレースホルダー に置き換えます。
置き換えた結果をプレビューで確認 してから、「次へ」で送ります。伏字前のファイルは、あなたのパソコンから出ません。
AIには「[COMPANY-1] はプレースホルダーなので、そのまま保持すること」と指示されます。
成果物にはプレースホルダーがそのまま残ります(→ 下の「成果物の見え方」)。
使い方① 匿名用語集を作る(ライブラリ)
ライブラリのツリーで、クライアント名の右の「+」 から 🛡 匿名用語集 を作ります(→ 17. )。
必ず名前を付けます ——クライアント用語集とは別物なので、同じ名前だと混乱します。1クライアントに何冊でも持てます。
1行=1語。「伏せる語」「種類」「置き換え先」。置き換え先は [COMPANY-1] [PERSON-2] のように
自動で提案されますが、「甲社」「A氏」のように自分で書いても構いません。
大文字小文字は区別しません (servicenow も SERVICENOW も当たります)。
ただし表記ゆれ(Service Now / サービスナウ / SN)は別の語として登録 してください。自動では広がりません。
一覧の先頭にはクイックパターン (数字・メールアドレス・電話番号・URL)が常に4つ、オフの状態で 並んでいます。
チェックを入れると有効になり、辞書に保存されます。
CSVで読み込み・書き出しができます。無料アプリ「Document Anonymiser」と同じ形式
(term, replacement, type, isRegex, label)なので、相互に使い回せます。
匿名用語集はそのクライアントの案件に自動で適用 されます(同じクライアントの辞書はすべて)。
クライアントを設定していない案件には保存済みの辞書は当たりません——その場で入れた語だけが、その回限りで使われます。
使い方② 資料を入れるときに「匿名化」→「次へ」の2段階
入力画面(またはフレックスの準備パネル)でファイルやテキストを選び、「匿名化してからアップロード」 をオンにします(既定はオフ)。
パネルに適用中の辞書の名前 と語の一覧が出ます。ここで語を足すこともできますが、その回限り で辞書には保存されません
(辞書そのものはライブラリで編集します)。
「🛡 匿名化」 を押します。ブラウザ内で置換が走り、種別ごとのヒット数 と伏字後の中身 がプレビューに出ます。
この時点ではまだ何も送信されていません。
あわせて、資料に埋め込まれた画像・動画・貼り付けオブジェクト(Excelなど)、およびプレビュー用サムネイルの中身が空になります
(件数が表示されます)。伏字は文字を置き換える仕組みなので、顧客リストのスクリーンショットのような画像の中の情報には手が届きません 。
生成は本文テキストしか使わないので、成果物の内容は変わりません。
内容を確認します。
貼り付けテキストは全文がそのまま表示されます。ファイルは「テキストを表示」 で中身を確認できます
(PowerPointやWordは中身が直接見えない形式なので、必ずご確認ください)。
「次の語がファイル内に残っています」という警告が出た場合は、必ず対処してください。
伏字にできない場所(シート名・数式・ファイルのプロパティなど)にその語が残っています。元のファイル側で直すか、別のインプットをお使いください。
「⬇ 伏字後のファイルを保存」 で、伏字後のファイルを手元にダウンロードできます。TerpPrepにアップロードせず、このファイルだけを別の用途に使うこともできます。
問題なければ「次へ」 を押します。伏字後のデータだけがアップロードされ、出力画面に進みます。
「匿名化」を押すまで「次へ」は押せません。 語や資料を変えるとプレビューは破棄され、確認していない内容が送られることはありません。
圧縮(→ 6.)と併用するときは「圧縮」→「匿名化」の順です。 圧縮すると、それまでの伏字結果は破棄されます。
使い方③ 送ったあと
画面右上の「資料の所在」 (手元/サーバー/AI)に、いま資料がどこにあるかと「匿名化済み」 の印が出ます。
処理履歴 (設定 ▸ データとプライバシー ▸ 処理履歴を見る)に、いつ・何を・匿名化の有無つきで記録されます。
照合のしくみ — 語はどう見つかるか
匿名化の中身は「文字列の検索と置換」です。ただし単純な置換ではなく、次の規則で動きます。
1. 語ごとに検索パターンを作る。 登録した語は、内部で正規表現(文字列のパターン照合)に変換されます。
語の種類 作られるパターン 意味
英数字で始まり・終わる語(ServiceNow、PS、ACME2026) \bServiceNow\b
単語の境界 つき。PS は collapse の中には当たらない
日本語など(大国、ヘリオス精密) 大国
境界なしの部分一致 。「大国」は「大国第3ライン」にも当たる(日本語には単語の切れ目が無いため)
混在(第3ライン、Model-X) 端が英数字の側だけに境界
「英数字の端にだけ境界を付ける」という1つの規則で、上の両方の振る舞いが出る
記号(. ( + など)はそのまま文字として扱われます(正規表現の特殊文字としては解釈されない)。
大文字小文字は区別しません。 前後の空白は無視され、空の語は飛ばされます。
2. 正規表現の語も登録できる。 CSVの isRegex 列を true にすると、その語はそのまま正規表現として 使われます(境界は付きません)。
書きたいこと 登録する正規表現
ACME と ACME Corp と ACME Corporation をまとめてACME( Corp(oration)?)?
AB-1234 型の製品番号すべてAB-\d{4}
田中・田中様・田中さん 田中(様|さん)?
壊れた正規表現(( が閉じていない等)はその語だけ飛ばして 続行します。1つの書き間違いで資料全体が匿名化されない、という事故を避けるためです。
3. クイックパターン。 「数字・メール・電話・URL」は、あらかじめ用意された正規表現です(Document Anonymiser と同じ)。
名前 パターン 置き換え
数字 \d[\d,.]*[NUMBER]
メール [a-zA-Z0-9._%+\-]+@[a-zA-Z0-9.\-]+\.[a-zA-Z]{2,}[EMAIL]
電話 [\+\d][\d\s\-\.\(\)]{5,}[\d\)](数字か ) で終わる。後ろの空白を食べない)[PHONE]
URL https?://[^\s<>"]+[URL]
「数字」は年号・ページ番号・箇条書きの番号も 伏字にし、資料要約の数値一覧や用語集の数値情報が機能しなくなります。
金額だけを個別に登録するなど、使い分けをおすすめします。使うときはプレビューで確認してください。
4. 1回の走査で、左から、長い方を優先。 すべての語のパターンを元の文に対して 一度に当て、見つかった位置を左から順に埋めます。
重なった候補は、同じ位置なら長い方が勝ち 、同じ長さなら登録順です。
語を順番に置換していくと、後の規則が前の規則が入れたプレースホルダーの中 に当たります——「数字すべて」が [COMPANY-1] の
「1」を拾って [COMPANY-[NUMBER]] にしてしまい、AIに「そのまま保持せよ」と指示しているプレースホルダーの体系が壊れます。
1回の走査なら、置換の結果を再び読むことがありません。長い方を優先するのは、03-1234-5678 を「電話」が丸ごと1つに置き換えるためです
(「数字」が先だと [NUMBER]-[NUMBER]-[NUMBER] に刻まれます)。
5. 書式で分割された語をつなぐ(PowerPoint/Word/Excel)。 Officeのファイルは、文の途中で書式が変わるたびに文字列が別の断片に分かれます。
Service を太字、Now を普通の字にすると、ファイルの中では2つが別々の箱に入っていて、そのままでは ServiceNow に当たりません。
匿名化は段落ごとに断片を一度つないでから照合 し、置換後の文を先頭の箱に戻します。見た目の書式は先頭の断片のものになります。
6. プレースホルダーの付け方。 語を登録すると、種類ごとに [COMPANY-1] [COMPANY-2] [PERSON-1] …と
番号つきの置き換え先が提案 されます(同じ種類の中で最大の番号+1)。角括弧つきにしておくのは、抽出・翻訳を通っても崩れない形だからです。
同じ語には同じ置き換え先が入ります(1語=1プレースホルダー)。逆に、ServiceNow と「サービスナウ」を別々に登録して両方
[COMPANY-1] にすれば、AIから見れば同じ会社です——そうしたいときは、置き換え先を自分で揃えてください 。
7. 置換のあとの残存語チェック。 置換が終わったファイル全体(本文以外の部品も含む)を、登録した語(正規表現でない語)でもう一度検索します。
見つかれば「次の語がファイル内に残っています」として警告に出ます。シート名や文書のプロパティのように、置換の対象外の場所に語が残ったときに
気づくための仕組みです。
何が伏字になるか
対象 扱い
登録した語 置き換え。英語は単語単位 、日本語は部分一致 (上の表のとおり)
クイックパターン 数字・メールアドレス・電話番号・URLを一括で伏字にする選択肢(既定はオフ)
PowerPoint スライド本文+発表者ノート 。書式で分割された語も結合して置換
Word 本文+ヘッダー/フッター
Excel セルの文字列・コメント・グラフのラベル・テキストボックス・数式の計算結果 。ふりがなは、元の文字列が伏字になった場合に自動で削除
(読みから元の名前が分かってしまうため)。⚠️ シート名・数値セル・数式そのものは対象外 (シート名を変えると数式の参照が壊れ、数値を文字に替えると集計が壊れるため)
PDF テキストを取り出して伏字にし、テキスト(.txt)として送ります (PDFそのものは書き換えません)。レイアウト・画像・表組みは保持されませんが、
TerpPrepはもともとPDFから文字だけを読み取っており、べた訳もPDFは対訳原稿になるため、結果は変わりません
旧形式(.doc / .xls) PDFと同じくテキスト化。.doc は匿名化オンのときだけ 使えます(オフのときはファイル選択に出ません)
埋め込み画像・動画 中身を空にします (1×1の画像に置き換え)。スライドに貼られた顧客リストのスクリーンショットは、文字の置換では守れないため。
生成は本文テキストしか使わないので、失うものはありません
対応するのは PPTX / DOCX / XLSX / PDF / .doc / .xls / テキスト(貼り付け・.txt)です。パスワード保護されたファイルは読み取れません。
何が伏字にならない か
登録していない語。 自動検出はしません。「それらしい固有名詞をAIに探させる」のは、探させるために資料をサーバーへ送ることになり、本末転倒だからです。
登録漏れがないかは必ずご確認ください。
表記ゆれ。 別表記は別の語です。
画像の中の文字 は読めません——だから画像ごと空にします。
スキャンPDF (文字が画像になっているもの)は伏字にできないので、エラーになり送信されません。テキストを含むPDFを使うか、テキストを貼り付けてください。
Excelのシート名・数値・数式。
フレックスの貼り付けテキスト・Webページ・写真・メモ は即送信で、匿名化の対象はファイルだけです。
伏字済みのファイルに平文の貼り付けを1つ混ぜると、そのバッチは「匿名化済み」ではなくなります。
成果物のプレースホルダーを元に戻す機能 は、まだありません(→ 次項)。
成果物の見え方
ブリーフ・要約・べた訳 には [COMPANY-1] がそのまま残ります。手元の対応表で読み替えてください。
「ダウンロード時に自動で戻す」機能は検討中で、まだありません。
用語集には、プレースホルダーを含む語は載りません。 [COMPANY-1] は覚える対象になり得ず、しかも用語集のエントリは
昇格させると用語ライブラリに永久保存される ため、残すとそのクライアントの次の案件以降ずっと候補に出てきてしまうからです。
伏字にした語の周辺にある実在の用語は、これまでどおり抽出されます。解説文や用例には文脈として [COMPANY-1] が出てくることがあります。
AIは [COMPANY-1] が誰かを知らないので、その会社に固有の背景(資本関係・沿革)はブリーフに書けません。用語集・要約・べた訳への影響は小さいです。
クライアントに説明する資料としては、データ処理方針 が、資料がどこへ行き、いつ消えるかを図で説明しています。印刷して渡せます。
② AIを使わずに用語集を作る
①が「アップロードするための準備」だとすれば、こちらはそもそもアップロードしない 選択肢です。
案件ページの生成セクションで「資料から追加」 を開き、資料を選びます。
モードの選択で、✨「AIで作成」ではなく🔒「ライブラリ照合のみ(AIなし)」 を選んで開始します。
資料はお使いのブラウザの中だけ で読み取られ、あなたの用語ライブラリと突き合わされます。資料に出てきた語が、あなたが決めた訳語のまま 案件用語集に入ります。サーバーに送られるのは「どの用語が当たったか」という用語のIDだけ で、資料の中身は一文字も外に出ません。AIを呼びません。
このモードができるのはすでにライブラリにある用語を拾うこと だけです。新しい用語を見つけたり、訳語を提案したりはしません。 ライブラリが育っているほど効くモードで、最初の案件ではほとんど拾えません。「AIありで作った資産を、AIなしで使い回す」ための機能とお考えください。
22. アカウントの安全 Account security
2段階認証(2FA) — 設定 →「2段階認証」から、認証アプリ(Google Authenticator、1Passwordなど)を登録できます。オンにすると、ログインのたびに6桁のコードを求められます。
リカバリーコード — 2FAを有効にすると、8個の使い捨てコードが表示されます。認証アプリを失くしたときの唯一の自力復旧手段 なので、印刷するかパスワードマネージャーに保管してください。いつでも再発行できます。
認証アプリとリカバリーコードの両方を失った場合は、お問い合わせください(本人確認のうえ、こちらで解除します)。
監査ログ — 設定 → データとプライバシーから、いつ何をアップロードし、いつ削除されたかの記録を確認できます。
見た目を変える
設定 →「外観」 から、配色 と文字サイズ を選べます。設定はアカウントに保存 されるので、事務所のPCでもブースのノートPCでも同じ見た目になります。
配色 は4種類——パイン (既定)、藍 、ワイン 、モノクロ 。モノクロはいちばんコントラストが高い ので、照明の暗い会場やプロジェクタ投影で読みづらいときに向きます。選択肢は色見本そのもので表示されます。
文字サイズ (小/標準/大/特大)は、読む中身 ——用語集・ブリーフ・資料要約——に効きます。ヘッダーやタブは大きくならないので、広がった分をそのまま本文に使えます。
配色を変えても意味は変わりません : 警告は琥珀、危険は赤、クライアントは紫、共有は空色のままです。用語集エディタのマーカーの色 も、本番用シートの印刷 (白地に黒)も変わりません。
ライト / ナイト (2026-08-20): ナイトモード を選べます。配色4種とは別の軸 で、どの配色にも効きます——「暗い部屋で読む」と「どの色が好きか」は別の問いだからです。切り替えは設定 → 外観 と、右上のユーザーメニューのワンクリック の2か所。日中に理由が変わる唯一の見た目の選択なので、その場で切り替えられるようにしています。印刷は常に白地に黒 です。
23. プランの確認・変更・解約 Plan & billing
設定 →「プランと支払い」 に、次のものが並びます。
現在のプラン と、無料プランの場合は「今期の使用数/上限」 と次にリセットされる日 。リセットは暦月ではなく登録日を起点とした周期 です。
プランの変更 — ボタンを押すと決済画面(Stripe)が開きます。
支払いの管理 — カードの変更、請求書・領収書のダウンロード 、請求先情報(領収書の宛名)の変更、解約 。解約すると次回更新日以降の課金が止まり、それまでは有料機能を使えます。
領収書は自分で取れます。 「支払いの管理」に、過去の請求分の請求書と領収書のPDFが並びます。お支払いのたびにメールでも届きます。宛名を屋号や会社名にしたいとき は、同じ画面の請求先情報を変更してください(変更後に発行されるものに反映されます)。なお当方は免税事業者のため、適格請求書(インボイス)の発行はできません ——登録番号は記載されません。
解約してもデータは消えません。 有料プランを解約すると無料プランに戻りますが、それまでに蓄積した用語ライブラリ・案件は削除されません。閲覧・検索・エクスポートは期限なく お使いいただけます(新しく作れる案件の数だけが無料プランの範囲に戻ります)。
会計タブ(請求書)とプラン
請求書の作成は Basic プランの機能 です。そのため Free プランでは、ヘッダーに「会計」タブが表示されません 。
Basic プラン(お試し期間・無償期間を含む)のあいだは、請求書を作る・編集する・発行する ことができます。
Free プランに移っても、作成済みの請求書は消えません 。1件でもある場合は「会計」タブが残り、開く・PDF や Excel で書き出す・会計ソフト用CSVを書き出す・削除する ことができます(新しく作る・編集する・発行する・再発行することはできません)。
Basic プランに戻れば、これまでどおり作成・編集できます。
同僚を招待する
同じ画面から、同僚をメールで招待できます。招待した方が有料プランに移ると、あなたの1ヶ月と、その方の初月が割引になります 。件数に上限はありません。
招待する相手のアドレスを入力して「招待を送る」を押すと、TerpPrepから招待メールが届きます。
「自分の名前を入れる」 のチェックを外すと、「TerpPrepの利用者から」という形で、あなたの名前を伏せて送られます。
無料期間中に得た割引は消えません ——無料期間が終わったあとに順番に適用されます。
送信の結果(送れた/すでに登録済み/送信エラー)は画面に表示されます。1時間あたりの送信数には上限があります。
Part 7
困ったとき
先に「できないこと」を置いてあります。多くの問い合わせがここで解決します。
24. TerpPrepにできないこと What it cannot do
仕様上できないことです。設定や使い方では回避できません。 回避策がある場合は併記しています。
できないこと 回避策
画像になっている図表を読むこと。 論文などで表やグラフが画像として貼られている場合、その中の文字はTerpPrepからは見えず、用語集・資料要約・べた訳のいずれにも反映されません(該当ファイルには入力画面で警告が出ます。処理自体は止まりません)表の内容をテキストとして貼り付けてください
複雑なレイアウトのPDFを正しい順序で読むこと。 2段組は判別しますが、3段組や段をまたぐ図表の多い資料では読み順が乱れる場合があります該当箇所のテキストを貼り付けてください
旧形式の .doc を通常どおり受け取ること (.xls は対応済み).docx で保存し直すか、匿名化をオンにしてください(→ 21. )
音声・動画・画像や、Excel・PowerPointなどのファイルを生成すること。 カスタムプロンプトで指示しても作れません(出力はテキストです)音声は読み上げ (→ 14. )を、資料の形を保った訳文はべた訳の翻訳版ファイル (→ 10. )をお使いください
動画ページ(YouTubeなど)のURLから話された内容を取ること 字幕ファイル(.vtt / .srt)を保存してアップロードしてください
日本語・英語・フランス語・韓国語・スペイン語以外の言語で作業すること (言語ペアは設定の「言語」から追加できます。追加ペアは1ペアにつき月990円)ご要望をお寄せください
パスワード保護されたファイルを開くこと 保護を外して保存し直してください
削除された資料を後から見ること。 原文資料は生成と同時に、べた訳・要約は7日で消えます必要なものはダウンロードして保管してください(→ 20. )
このほか、1ファイル・1案件の分量、べた訳や再生成の回数などに上限があります。プランごとの数字は料金プランのページ をご覧ください。
25. よくある質問 FAQ
Q. 生成が終わりません / 失敗しました
資料が大きい場合は数分かかります。完了を待たずに他のページへ移動して構いません(終わると画面右下に通知が出ます)。失敗した場合は再生成をお試しください。繰り返し失敗する場合は、対象ファイルの種類・サイズを添えてご連絡ください。
Q. 抽出された用語や訳語が微妙です
生成は叩き台です。エディタで修正してください——修正した訳語はライブラリに蓄積され、以後の案件とべた訳に反映されます。「拾ってほしい語が拾われない」「余計な語ばかり拾う」といった傾向は、ぜひお知らせください。
Q. アップロードが拒否されます
ファイルサイズまたは案件の合計分量が上限を超えています。まずアップロード前の圧縮 (→ 6. )をお試しください——動画入りのPowerPointは、これだけで数分の1になることがあります。それでも収まらない場合は、重要なページを抜粋してアップロードしてください(意図的に、切り詰めて黙って処理する仕様にはしていません)。
Q. 過去の案件の資料をもう一度見たい
原文資料は生成後に削除されるため、TerpPrep上には残っていません。成果物(用語集・アジェンダコースのブリーフ)は案件に保存されています。
Q. 用語集を直したのに、次の案件に反映されません
案件の用語集エディタでの修正はその案件だけ に効きます(クライアント固有の訳し分けのため)。ライブラリ側の訳語を変えるには、用語の詳細ページ で編集してください(→ 8. )。
Q. パスワードを忘れました
ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」 からメールアドレスを入力してください。ご登録のアドレス宛に、パスワードを再設定するURLが届きます。数分待っても届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認ください。
Q. 認証アプリを機種変更で失いました
リカバリーコードをお使いください(→ 22. )。両方を失った場合はお問い合わせください。
Q. スマートフォンでも使えますか
ブラウザで動作します。ただし用語集エディタや本番用シートは横に広い画面を前提にしているため、準備はPC、当日の確認はスマートフォン、という使い分けをお勧めします。
ご質問・不具合のご連絡は support@terpprep.com まで。不具合の場合は、(@は全角です。ご利用の際は半角の @ に置き換えてください) 何をしたら何が起きたか と、可能ならスクリーンショットを添えていただけると助かります。